
| ESGの取り組み |
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九州大学の工学部2年生を対象とする「土木と社会セミナー」に、当社大阪本店営業部および本社営業本部の社員が外部講師として招かれました。講義では、土地区画整理事業をはじめとする「まちづくり」の実例や土壌汚染対策について説明するとともに、これからの土木技術者に求められる素養や知識などを、実業に携わる立場から詳しく解説し、聴講した学生から大変好評をいただきました。

当社は、一般社団法人日本建設業連合会が主催し、小中学生やその保護者を対象として建設現場見学を行う「けんせつ探検隊」に2022年から参画しています。
重機への乗車体験など「土木のお仕事」を体験していただくとともに、四足歩行ロボット「SPOT」の操縦体験や、ARを使用して高さ約40mの地盤改良機を恐竜の高さと比較するなど、土木工事を支える最新機器にも触れていただきました。
今後も、子どもたちに建設業の魅力を知ってもらう取り組みや発信を続けていきます。

神奈川県で進めているリニア中央新幹線のトンネル新設工事では、多様な動植物が息づく周辺環境に配慮し、全ての側溝の端に小動物が脱出できるスロープを設置しています。
現地にはイモリやヒダサンショウウオ、トウキョウダルマガエルなどの両生類をはじめ、地上を移動する小動物や、まだ飛べないひな鳥も生息しています。
こうした生きものが側溝へ誤って落下した際に自力で脱出できるようにすることで、自然環境と共生する施工を実現しています。

茨城県で実施した首都圏中央連絡自動車道の橋梁工事では、地域住民が安心して通行できるよう、周辺道路の状況に配慮しました。
工事用道路の周囲は水田や休耕地が多く、春から秋にかけて路肩に草木が繁茂します。視界不良や歩道境界の判別が難しくなり、歩行者の安全にも影響が生じる恐れがありました。
こうした状況に対応するため、周辺道路の草刈りや清掃活動を定期的に実施し、車道の視認性向上や有効幅員の確保を図りました。

橋梁の耐震補強工事を実施した北海道・伊達市で、さまざまな地元の行事・活動に参加しました。
4月には「伊達ハーフマラソン」で給水係やランナーとして参加し、8月には「伊達武者まつり」で山車の引き役を務める町内会チームに参加。観客約20,000人が集う夜のパレードを盛り上げました。
また、6月から9月にかけては現場近くの市道沿いで草刈りを定期的に実施し、運転時の視認性向上や交通安全に配慮するなど、日常の環境維持にも取り組みました。

岐阜県で進めている東海環状自動車道の橋梁(下部工)工事では、周辺に生息する希少植物「ツリガネツツジ」の保護を最優先に施工計画を立案しました。
生息地の減少が懸念される種であることから、事前に詳しく調査し、専門家の助言を得ながら作業範囲や資材置き場を検討。
さらに、生育域を明確にするため、木杭やトラロープ、リボンで保護区域を表示し、作業員全員が位置を確実に把握できるようにしました。
工事中も定期的に確認し、自然環境を守りながら安全な施工を実現しています。

当社は、毎年6月に実施する「竹中グループ環境月間」キャンペーンに参加しています。
2025年度は、各部門・作業所において「竹中グループ環境月間メッセージ」の伝達・周知を行うとともに、グループ統一ポスターや省エネポスターを掲示し、従業員一人ひとりが省エネ行動を意識する機会としました。
また、「竹中グループ環境・社会貢献賞」表彰式にも参加し、優れた取り組み事例を共有。今後も、竹中グループの一員として環境配慮活動を積極的に推進していきます。

各地の工事では、地域住民の不便や不安を解消するため、さまざまな声に耳を傾けて柔軟に対応しています。
千葉県の土地区画整理事業では、既存の通学路が使えなくなることから、保護者の意見を踏まえ、子どもたちが安全に通行できる仮設通学路を整備しました。
さらに、工事の進捗により交通量が増えることを見込んで既存道路の幅員を拡幅し、車両の出入りに配慮した通行環境を確保しました。
これからも、現場ごとに異なる地域の要望に真摯に向き合い、地域と共に歩む施工を実現していきます。
